スウィーテスト多忙な日々

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嘘から出たまこと

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 SNSの発達した昨今。わずか十数年前には考えられなかったような、奇想天外な発想で生業を得る若者が次々と生まれている。
 コスプレ屋、拡散屋、おごられ屋など、大学を卒業して一流企業への就職を夢見た我々世代では考えても考えつかないような柔軟な発想に、ただただ息を漏らすばかりだ。梅沢誠 氏もまた、その一人である。
 梅沢氏はSNSで呟く嘘が話題になり、映像・出版・芸能と多方面へその才能を発揮し続けている。

 

――早速でなんですが、何か一つ頂けませんか。

 

 ハンガーって触ったことないです。

 


――あはは。近年、自営業だとか起業という枠を飛び越えたような方法で働く人が増えていますね。梅沢さんの場合はどなたかを参考になさったんですか?

 

 いえ、参考だとか真似しただとかというのは特になくて。昔からホラ吹きとかオオカミ少年だとかって言われてたんですよ。それでそのまま大人になった時に、あ、これはもしかすると特技かもしれないな、と思って。

 


――なるほど。付け焼刃じゃあない、しっかりと育ててきた嘘力うそぢからなんですね。SNSのフォロワー数などでもわかるように、疑いようもない人気っぷりですが、始めた当初は嘘で稼げるなんて思っていましたか?

 

 嘘力。そうですね。実際、嘘をついて、人を騙して稼いでいる人っているわけじゃないですか。だから、まず間違いなく嘘で稼ぐってことはできますよね。まぁ僕がやってることとは全く違った嘘の使い方ですけど。初めは稼ごうなんて思ってもいませんでした。習慣がたまたま当たった、という感じです。

 


――確かに広い意味で言うと嘘も騙すのも同じカテゴリですね。嫌なことを言われたり、批判の的にされるようなことはありませんか。

 

 僕のことを好いてくれている人って、物好きというか、心の広い人が多いのであまりそういうのは無いですね。たまに嫌な人もいますけど。

 


――嘘というと嫌なイメージがやはりありますが、梅沢さんのようにひょいと嘘をついても笑ってくれる世の中というのはある意味理想的なのかもしれませんね。

 

 そうですね。そう思います。

 


――それでは最後に、とっておきの嘘をお願いします。

 

 梅沢誠です。