じゃあ、俺が食べないでって言えば食べないのかよ
怒らないでよ。怒んないでよ。怒るなよ。
そう言われたことは誰しも一度はあるだろう。
沖縄風に言うと、怒らんでー。だ。
大人になると喧嘩や仲たがいをすることなどほとんど無くなってしまったり、どうにか大事にならないように自己解決を図ったりするが、このセリフだけはどうにも納得ができない。
だいたい、怒る理由があるから怒るのに、そんな返しが通用するはずがない。
火に油を注ぐ様なものだ。火と油の間にフライパンを挟んで、そこに甘い生地を流して焼き上げたのが今日の朝食だ。ヨーグルトにははちみつと、ふじりんごを四分の一入れた。
つまり、怒らんでー。を使ってもいい場面はただ一つだけで、あれこれと試しても相手が頑なに態度を崩さなかった場合だけだ。
ただしその段階に至っても、その一言はやはり全く効果的ではない。
ではどうすればよいか。対案があるのだ。このくだらないブログをここまで読んでくれた方への感謝のしるしとして、恋愛師範代の私がそれをお教えしよう。
ちなみに恋愛師範代というのはあらゆる色恋沙汰に精通していて、問題の解決件数が200件以上、加えて解決率が70%を超えていなければ名乗ることを許されない。
ぶすっとした表情で腕を組む相手には、もうお手上げでぇーす。と言えばいい。
お手上げというのは当然手を尽くした後に使う言葉だ。そこまで進んで初めて使用許可が下りる。
この時、身振りをつけるのがポイントだ。
個人的には、いきものがかりの「じょいふる」の、「君の心はそう もっとDoDo」の部分の両手を挙げたダンス辺りがいいと思う。
もしも、それでも進展が無ければもうしようがない。それはあなたのせいではない。
当然私のせいでもない。
私は恋愛師範代だ。本当だ。運転免許証の「種類」欄にも書いてある。