スウィーテスト多忙な日々

スウィーテスト多忙な日々

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2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ちょ、まじ、やべぇから

人間の作った車に乗り、人間の作った道を走る。窓の外を人間の作った建物が流れていき、空には人間の作った乗り物が飛んでいる。そこで私は改めて、ああ、すごいなぁと感じる。 2038年、人間の知識は、ある一つの到達点を迎えました。 かつてスマートフ…

何パーセントまでが偶然で、何パーセントからが奇跡なんだろうか。私たちは奇跡を崇めるのに、偶然には馴れ馴れしい

例えば私が高校生だとして 例えば私が転校生だとして あの十字路で、食パンを咥えた女子高生とぶつかる可能性はあったのだろうか。 そんなことを考えながら歩いていて、このドラマチックな出会いに疑問を抱いたのはつい数日前のことだ。 新しい街へ移住して…

じゃんけん必勝法

「じゃあ、じゃんけんで決めようぜ」 こいつの苗字はきっと山田だろうな、と思われるような能天気で浅はかそうな声で、私は提案した。 「ああ」 かん平ぺいは曖昧に返す。 チャンスだ。勝利への闇路やみじを前に、私はちょうちんを得たような気分になった。 …

LOST

たかだか物を失くしたぐらいで大騒ぎするなんて、まだまだ小僧の証である。そもそも物を失くすというのも良くない。所有するからには、それが自身の臓物ぞうもつの一つであるかのように大切に扱ってこそ、ようやく持ち主を語れるのだ。 さて、USBメモリを紛…

早々にスクラップ・アンド・ビルド

そこにフォーカスを当てるなら、私は他の誰かよりはるかに経験豊富だと思う。 始めて骨折をしたのは、確か幼稚園生の頃だった。花壇のコンクリート枠の上を歩いていた私は、何気なくそこから飛び降りた。高さは約50センチ。決して高すぎるというわけではな…

ミンミンと、鳴くけど涙は見せないの

部屋の中に強い日差しが差し込んで、窓の外では鳥が鳴いている。少なく見積もっても、三種類以上の鳴き声が聞こえる。果たしてそれらは全て同じ鳥なんだろうか。 鳥の姿を捉えようと窓の外の大木に目を凝らしていると、ふと気がつくことがあった。 セミが鳴…

何一つとして言いたいことはない

目を閉じて歩くと、途端に何かとぶつかりそうな恐怖心に襲われるのはどうしてだろう? 例えそれが駐車場のような周りに何もない広い場所でも、目を閉じると目前に木や壁が突如現れたような錯覚に陥ってしまう。不思議だ。 私の自由研究のテーマは、それを克…

意味わからんの一言で一蹴するなんて、もったいないことだと思わんかい?

目からビームは出ないし、口から炎も吐けない。手のひらから出るのも、頑張ってせいぜい手汗ぐらいだ。 私は子供の頃、よくゲームをしていた。格闘ゲームも、RPGゲームも、アドベンチャーゲームも、万遍なくやった。あの頃は一体何が楽しくて四六時中ゲー…

ナカジマがミユキでナカシマがミカ

買い物帰りに、ものすごく悪そうな車の一団とすれ違った。その中にプリウスが一台交じっていて、私はついつい顔を歪めた。 そのプリウスは白いボディにボンネットだけ真っ黒で、地面についてしまんじゃないかというくらいに車高を落としていて、さらには上か…

シバクぞ!!

田舎に住んでいると、ご近所トラブルというものはあまり起こらない。 我が家は一軒家で、移住者が住みつくメリットも見当たらないような寂れた部落なので、さらにトラブルは遠のく。 朝早くから草刈り機の音が聞こえても、子供がはしゃいだり泣き叫ぶ声がず…

空耳の時間

田舎に住んでいるので、季節が変わると、特にこの時期は、虫が増える。 家の中でムカデの目撃情報があったり、アシダカグモがタララと廊下を駆けていたり、少し前は玄関の照明に羽アリが大量発生したり。 最近は、よく家にヤモリがでる。そう、サングラスを…

無線騒動

電子機器から発生した電波が空くうを走り、左右の耳に飛び込んだ。電波は音となり、鼓膜を震わせる。 無線技術というのはすごいもので、あっという間に普及して、今や安易に手の出せるような低価格で私たちの生活を豊かにしてくれている。 私はランニングや…

【旅行編】与論島へGO その5

五日目。最終日です。 恒例の朝活からスタート。近づいている台風の影響で、随分と波風が強いです。なかなかアタリもありません。手を変え品を変え探っていると、一度だけドでかいアタリが。ぎゅんと竿を曲げ、スッと去っていきました。なんだったんだとルア…

【旅行編】与論島へGO その4

四日目。 突然の覚醒。ハッと目が覚め時計を確認すると、時刻は朝の七時。寝坊です。そもそも、あれだけ酒を飲んで一時間後に起きられるわけがありません。例え起きられたとしても、寝不足が祟たたって後々体調を崩したり、怪我をするような事もありえたので…

【旅行編】与論島へGO その3

三日目。夜中に目が覚めてしまい、雨も降っていないようなのでどうせならと星を見に行きました。原付を走らせ人家や街灯の無い場所に来ると、これでもかという数の星が見えます。人差し指と親指で輪っかを作って上にかざすと、その中だけでも十以上の星が見…

【旅行編】与論島へGO その2

二日目です。 今朝は4時半、日が昇る前に起きました。 魚種にもよりますが、基本的に魚は陽が昇る時前後が釣れやすいのです。朝まづめと呼ばれています。 お星様も床に就いて真っ暗な中、前日のリサーチで決めたポイントへ原付を走らせました。フェリーター…