頭が痛い
これを言うと対戦相手に分析されそうだが、私は頭痛が嫌いだ。
本当は「頭が痛いのが嫌い」なのだが、どうも馬鹿に見えるので少し背伸びをすることにした。
現に今、頭が痛い。
幼児退行するほどの痛みではないが、初めの村辺りで出会う敵に、ずっと殴られているような感覚だ。
この先一生(×このせん~せい 〇このさきいっしょう)、頭痛と付き合わずに済むのなら、十五万程度は払ってもいい。二十万なら少し考える。
医者が言う。「痛みというのは、危険信号なんですよ。それを取り去ってしまうなんて、もっと痛い目を見るかもしれません」
それなら、痛みの代わりに発光するようにして欲しい、と告げる。
「そんなことできるわけないじゃないですか」医師は鼻を鳴らした。
はぁ。そうですか。
それを言うなら、そもそも痛みを取り去ること自体できないんじゃないのか。
そう反論したかったが、やめた。
ありがとうございました、と私が言うと、医師は「お大事に」と返してウーハーの穴に帰っていった。
頭痛薬に頼るのはあまり好きではないが、一錠だけバファリンを飲んだ。
それから数時間経つが、症状は改善されていない。
徐々に体力が減ってきた。
キーボードさえも重く感じる。
もう何も考えつかないので、一番の好物を書いて終わりにする。
甘エビ
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