バカはバカなりにバカ
エクセルを下にスクロールしながら、数を数えている。
6、7、8、9、10……
どうしてこんなことをするのかというと、
真っ暗な部屋でアイマスクと耳栓を装着し、
671円というお会計金額は存在するのだろうか……
商品の金額というのは、販売価格に消費税を掛けて完成する。
お会計金額が掛け算で算出されている以上、どこかに「
それが例えば671円かもしれないし、672円かもしれないし、
「こいつ、何を言ってやがる」と思うかもしれないが、
12円に8%を掛けると、12.96円。
13円に8%を掛けると、14.04円になった。
これは……。早くもゴーストを見つけてしまったかもしれない。
小数をどう扱うかでこの問題の結果は大きく変わってくる。
すると、予想していない結果が飛び込んで来た。答えは「
つまり12円の商品を12円で売ってもいいし、
惜しい。
しかしまぁ、こんなにも早く探し物が見つかるとは思っていない。
金額は50を超え、100を超え、500近くまで来た。
「こいつ、何をしてやがる」と思うかもしれないが、
「存在しないお会計金額」など、存在しなかった。
これは、私のものだろうか。それとも、
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