スウィーテスト多忙な日々

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合わせもの離れもの

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「メッシュキャップの上からベロベロ舐められる」

 

さて、これが何の意味だか分かるだろうか。
ものすごく気味の悪い一文で、なかなかイメージのしようがない。「舐められる」というのが(誰かに)舐められるという被害者側の立場なのか、舐めることができる、という加舐者側の立場なのか、どう捉えるかで変態性がまた変わってくる。
「こいつの頭、メッシュキャップの上からでもベロベロ舐められるよ! ほら、舐めてみなよ! 甘いんだから!」
 お縄だよ。

 

ちょっと奇抜な夢を見るとメモを取るようにしていて、つまりこれも昨夜見た夢の一部だ。一部というからには一部なので、もちろんそれ以外の大部分も存在するのだけれど、この大部分というのがものすごく長くて、文字に書き起こすと恐らく一万字近く必要になってしまう。一万字ということはつまり、ちょっと少ない二万字とも言えるし(言えない)、一万字というと私のブログに換算して約七日分の文字数だ。
今でさえ見てくれる人が少ないのに、そんなことを書いてしまったら自分までをも殺してしまうことになる。嫌だ。まだそこまで死にたくはない。
確かに面白かったけど。すんごい面白かったけど。でもすごくお下品だったのでどっちみち見せられない。

 

夢というのは脳が記憶の整理をする際の副産物という話を聞いたことがある。
ということは、私の脳はメッシュキャップを被った誰かをベロベロ舐めさせることで記憶の整理を図っていたということになる。そのおかげで翌日もまともな人間らしく生きていけているのだとすると、いくらでもやってもらって構わない。

 

ああ、なるほど。そういうことか。
疲れている時ほど夢を見やすい。夢を見ている時は眠りが浅い。という俗説を聞いたことがある。
夢に見る映像やフレーズというのは、パソコンで例えるところの一時ファイルだとかゴミ箱に捨てたファイルなのかもしれない。翌日に持ち越す必要が無いと判断された記憶情報を、脳内のシュレッダーが裁断する。その断片化された情報がパズルのようにどこかでたまたま繋がったりして、夢を見せている。のかもしれない。
だとすると、夢を思い出そうとしたりどこかに書きとめてしまうのは脳の判断に逆らうことになってしまう。けれど「面白い夢を見たから書きとめておこう」と思うのも脳の判断なわけで、じゃあ一体どちらに従えばいいのかわからなくなる。

 

ああ、なるほど。そういうことか。
起床中の脳と、睡眠中の脳は司令部が別なんだ。彼らは肉体を取り合って、記憶を消そうとしたり消させまいとしたり、呉越同舟で戦っているということだ。
呉越同舟の意味を調べてみると、この日記の落としどころとしてすごくマッチする説明文が書かれていたので、それを引用して終わりにしたい。

 

呉越同舟とは、敵対する者同士や、仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせることのたとえ。 また、そのような者同士でも、同じ困難や利害のために協力することのたとえ。」

 

あっちの脳も、こっちの脳も、協力して頑張ろうや。ということだ。
めでたし。

 

 

 

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