スウィーテスト多忙な日々

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ちきゅうなげとかいう世界全体攻撃

 
子は親の背中を見て育つというが、私はポケモンの背中を見て育った。
赤緑青世代。
いわゆる、第一世代というやつだ。
 
私はポケモン図鑑を完成させるぐらいにはやりこんでいたが、どうしても納得できないことが一つある。
ポケモンの後ろ姿だ。
第一世代の背中は、褒められたものではない。なんだかよくわからないドットだった。
これとか

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これとか

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これとか

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せっかくかっこいいポケモンをつかまえたのに、せっかくかっこいいわざを覚えたのに、後ろ姿が気持ち悪い。
良い意味でとらえると、釈然としない気持ちをかみ殺すいいトレーニングにはなったかもしれない。
我慢するしかない。どうしようもなかった。
 
調べてみると、第二世代以降はだいぶマシな絵柄に変わっているらしい。恐らく、ハードの画面が大きくなったことで、書き込める量が単純に増えたから、クオリティが向上したのだろう。
ただし、それでも不満が解決したわけではない。大型のポケモンは肩から上しか映っていないのだ。
 
第一世代はどうしたらよいか。
やはり視点の移動が必要じゃあないだろうか。
現状、自分のポケモンが左下、相手のポケモンが右上にいる。固定カメラだ。
それを、ドローンカメラのようにゆっくり回転させるのはどうだろうか。
 
そんなの無理に決まっている。
ゲームボーイにそんな動きはできっこない。
そう考えるとますます、私達は我慢するしかなかったんじゃないかと匙を投げたくなる。
 
技術が乏しかったころの作品は、それを超える熱量と工夫で困難に立ち向かってきたはずだ。
もう何十年も前の旧作をひっぱり出してきて、あれがダメだこれがダメだと文句をつけるヤツは頭がいかれている
そうだ。それが今の私だ。
 
「第一世代の後ろ姿が気持ち悪い」とキーを打つ私の背中が、画面に映る。
背中は丸まり、肩は四十五度に傾いている。右肩上がりだ。
顔を前に突き出し、それでもまだ足りないと言わんばかりに唇をこれでもかと突き出している。
顔の運動だ。
 
ほうれい線を気にしているのである。

 

 

 

 

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